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神棚の祀り方

神具の並べ方、御札(神札)のお祀り方法、神棚設置完成図など、神棚のお祀りに関すること全般をご紹介しています。

御札(神札)の設置

お宮は、三枚扉のもの(三社宮)がもっとも一般的です。
中心の扉の内に天照皇大神宮てんしょうこうたいじんぐう(お伊勢様=伊勢神宮)の御札、 向かって右に産土うぶすな神(氏神様)の御札、左に崇敬する神社の御札(神宮大麻)をお祀りします。

一枚扉のお宮(一社宮)を用いる場合は、手前から天照皇大神宮、産土の神、その他崇敬する神社という順番に重ねてお祀りします。
護摩札、祈祷札は、どちらのタイプの御宮でも社の両脇に立てかけてお祀りします。
御札(神札)は毎年1年の節目となる年末または新年早々に「今年も1年宜しくお守り下さい。」の意を込めて取替えましょう。


神具の設置

神具は、榊立(1対)、瓶子(=徳利・1対)、水玉(1個)、皿(2枚)、ローソク立(1対)、神鏡(1個)を最低限揃えます。

  • 榊立:榊をお飾りします。
  • 瓶子:お酒を入れます。
  • 水玉:お水を入れます。
  • 皿:向かって右側に塩、左側にお米を入れます。※お水とお米の場所が入れ替わる場合もあります。

榊は、毎月1日と15日に新しいものに取り替えます。その他のお供えは毎日取り替えましょう。
珍しいもの、季節のもの、 到来物などがある時にはそれもお供えするとよいでしょう。
注連縄(しめ縄)は、棚板に付属の雲板に、むかって右側に注連縄(しめ縄)の太い方が向くように取り付けます。注連縄(しめ縄)も御札(神札)同様、1年に1度取り替えましょう。

神具の配置例

  1. 榊立て
  2. 瓶子(酒)
  3. ローソク立て
  4. 皿(右に塩、左に米)
  5. 水玉(水)
  6. 神鏡

※お水とお米の置き場所が入れ替わる場合もあります。


神棚礼拝の作法/神道の祝詞

神棚とは、家庭や会社にいながらにして、神社に出向いてお参りするのと同じ意味を持つ、 言わば、自宅の小さな神社です。
基本的な神棚参拝の方法は、神社のものと同じでニ拝・ニ拍手・一拝です。
ご自身で祝詞奏上も交えてお参りする時の手順は次の通りです。

  1. 神殿に向かい、かるくお辞儀をします。
  2. 二回深く御辞儀をします。(ニ拝)
  3. 祝詞(のりと)を奏上します。
  4. ニ拝ニ拍手一拝。
  5. かるくお辞儀をして終わりです。

ニ拝ニ拍手一拝(2はい2はくしゅ1はい)の作法

手順1

二回深くお辞儀します

作法1-14

手順2

ニ回拍手(かしわで)を打ちます

作法1-15

手順3

一回深くお辞儀します

作法1-14

祝詞(のりと)の一例

祓詞(はらへことば)

【大意】

伊邪那岐神(いざなぎのおおかみ)は黄泉の国(死者の住む国)へ行って汚れたため、阿波岐原という浜辺で禊(水をかぶって身を清める)を致しました。その時、沢山の神々が誕生になりました。この神々を祓戸大神(はらえどのおおかみ)と申しますが、その神徳によって私たちの犯した罪や身心のけがれを祓い清めて下さいと申し上げるのがこの祓詞の大意です。

神棚拝詞(かみだなはいし)

【大意】

神棚にまつる天照大御神あまてらすおおみかみ産土うぶすな大神等に神々の教えのまにまに、人の道を踏みはずすことなく、自分の従事する仕事に励み、家族ともども健康で、世のため人のために尽くす事ができますようにと願うのが、この拝詞の大意です。

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