祖霊舎(神徒壇)/霊代・霊璽
もくじ
祖霊舎(神徒壇)とは
祖霊舎(それいしゃ)とは、神道(しんとう)の方がご先祖様をお祀りするための社(やしろ)です。
神道の教えでは、「一人の人間は亡くなると『肉体を司る神』と『心を司る神』の2つの神様になる」と、考えられています。
『肉体を司る神』は奥津城(おくつき)と呼ばれるお墓に祀られ、『心を司る神』は子孫を見守る祖霊(それい)として家に残り、祖霊舎という社に祀られます。
祖霊は、その依り代(よりしろ)となる霊代(みたましろ)(=仏教でいう位牌にあたるもの)に移された後、祖霊舎の中に納められ、神棚で祀られる神々とは別の種類の神様として自分たちを守ってくださる存在となるのです。
まれに祖霊舎のことを、仏壇(=仏さまを祀る壇)との対比で「神徒壇(しんとだん)」と呼ぶことがありますが、正式名称は、「祖霊舎(それいしゃ)」です。
神棚と祖霊舎の違い
神棚には「神様」をお祀りし、祖霊舎には「祖霊(ご先祖様)」をお祀りします。
どちらも同じ神様としての存在ですが、まるっきり別の存在ですので、それぞれをしっかりとお祀りしましょう。
霊代(みたましろ)・霊璽(れいじ)とは
霊代(みたましろ)・霊璽(れいじ)とは、祖霊の依り代(よりしろ)で、仏教(仏事)で言う位牌にあたるものです。
鞘(さや)(霊代の外側の木で出来たカバー・蓋のようなもの)の内側の板に「○○命」などの霊号(れいごう)という名を書き、元通り鞘をかぶせた状態でお祀りします。
一人一人お祀りする「一体型」、10名分まで1つにまとめる事の出来る「クリダシ型」の2種類があります。
あくまでも一体づつお祀りするのが作法ですが、スペースに余裕がない場合などは古いものから1つにまとめます。

祖霊舎と小型祖霊舎
祖霊舎には2つのタイプがあります。
祖霊舎
霊代と神具の両方を納めることのできるタイプで、どちらかというと正式な型となります。
神棚オンラインショップでは祖霊舎(桧製の板戸、ガラス引戸、縁付板戸、栓製等)がこれにあたります。
このタイプの祖霊舎をお祀りする場合、特に用意するものはありません。そのまま仏間やタンスの上に直接置いてお祀りしてください。
祖霊舎の素材は、桧製と栓製の2種類があります。
桧(尾州桧・びしゅうひのき)は、人間が神様と言う尊い存在をお迎えする社の素材として選んだ最高の木材ですので、桧製の商品が正式なものとなります。
小型祖霊舎
霊代だけを納めるタイプの造りで、神棚オンラインショップでは「祖霊舎(桧製、小型)」と称した商品です。
このタイプの祖霊舎をお祀りする時は「神様を納める社やお供え(神具)を直に物の上に乗せることは失礼である」と言う考えから、神棚と同じように、祖霊舎(小型)の下に敷く棚板(または棚板の代わりとなる板)を用意する必要があります。
棚板の中央に祖霊舎(小型)を置き、その周りに神具を配置します。
棚板は、神棚同様に壁に取付けてお祀りしても、そのままタンス等の上に乗せてお祀りしてもどちらでも結構です。
祖霊舎の祀り方、飾り方、神具の配置
基本的な祀り方は神棚と同じです。
御神体となる神様が生粋の神様か祖霊(ご先祖様)かの違いだけですので、お供えする神具も、<榊立(1対)・瓶子(=徳利・1対)・水玉(1個)・皿(2枚)・ローソク立(1対)・神鏡(1個)>で、神棚と変わりはありません。
御札のかわりに、霊代(みたましろ)を置きます。
祖霊舎の扉はつねに開けておきますが、霊代を入れる内扉はつねに閉めておきましょう。
祖霊舎の神具の配置
通常の大きさの祖霊舎には、霊代をしまう内扉がついていますので、その中に霊代を置きましょう。
祖霊舎(小さめ)の神具の配置
小さめの祖霊舎は、霊代を入れる内扉がついていません。霊代を見えないようにするために、祖霊舎用の戸張(とばり)を、霊代の前にかけます。
小型祖霊舎の神具の配置
小型祖霊舎は、神棚と同じように棚板またはかわりとなる板の上に置き、祖霊舎の外に神具を配置します。
- 榊立
- 榊をお飾りします。
- 瓶子(徳利)
- お酒を入れます。
- 水玉
- お水を入れます。
- 皿
- 向かって右側に塩、左側にお米を入れます。
※お水とお米の場所が入れ替わる場合もあります。
榊は、毎月1日と15日に新しいものに取り替えます。その他のお供えは毎日取り替えましょう。
祖霊舎の場合、神様をお祀りすると言っても身近な存在ですから、一通りの神具のほかに生花や果物、なかにはお線香をあげる方もおられます。
お祀りする方の心が、これらを供えることで「ホッ」とできるのでしたらこれはこれでとても好ましいことです。
祖霊舎のお手入れは、神棚同様にハタキをかける程度で結構です。
祖霊舎は白木で出来ていますから、いきなり雑巾がけをするとかえって汚れてしまう場合があります。
手垢等が気になりどうしても拭き掃除がしたい場合は、事前によくホコリをはたいてから、綺麗なタオルで一回一回面を変え、タオルの汚れが祖霊舎につかないように丁寧に拭きましょう。
祖霊舎のお参りのしかた
祖霊舎は、神様をお祀りしているのと同様と言う考えから、神棚や神社での参拝作法と同じく「二拝・二拍手・一拝」でお参りします。
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