棚板 四尺五寸
少し大きめの神棚です。
棚板の間口が1m35cmありますので三社宮のサイズ2尺5寸をゆっくりお飾りできます。
このクラスの棚板になりますと棚の奥行は1尺2寸(約36cm)よりも巾広の1尺5寸(約45cm)の方がおすすめとなります。
奥行のある棚板でゆっくりとお宮や神具をお飾り下さい。
また、この大きさの棚板では桧の御注文がほとんどですがスプルスでもお作りいたしますのでお申し付けください。
棚板正面に2本の柱が立つ正式な神棚でもちろん天界を表す雲板も付属いたします。
棚板の高さは付属する柱の長さを調節して決めます。
いろんな現場に対応するよう70cm〜90cmの長さの柱をセットしております。
通常、お飾りするお宮の高さプラス10cmの長さに柱をカットして使用しますが
このサイズになりますと65cm位で使用するケースが多いようです。
【棚板の仕様について】
棚板には棚板本体に柱を固定する方法が2つあります。
1つは、昔からのやり方で板にホゾ穴を掘り柱の先をそのホゾに合わせて加工し組み込むアリ式と言う手法で、もう1つは、ホゾ穴の代わりに金物のネジを使用して板にネジの受けの方の金具を埋め込み柱にネジ本体を取り付けコタツの足の様に柱をくるくる廻して固定する手法です。
本来神棚は金具を使わず組み立てるものでしたので棚板と言えばアリ式(ホゾ組)が当たり前でした。
その関係で棚板の名称にもアリ式と言う説明はあえて付かず、最近の作りである金物を使用した棚板には区別の為ネジ式と言う名称が追加されています。
ネジ式とは棚板にホゾ穴を掘る手間を省きコストをおさえる為の手法ですが柱を固定し終わりますとネジは見えなくなります。
使用するお客様に気持ち良くお祀り頂けるように作ってありますのでどちらも見劣りすることはございませんのでご予算やお好みでお選び頂ければ好いと思います。
【棚板の材質について】
棚板には大きく分けて2種類の木材を使用しております。
1つは、伊勢神宮で使用しているものと同じヒノキである木曽桧(尾州桧)で、もう1つはその桧に代わる材として社殿や家屋でよく使用されているカナダ産のツガ系の木材であるスプルスです。
桧には一枚板とハギ板(幅の細い無垢板を数枚合わせて広い板にしたもの)をご用意し、スプルスは輸入の関係で一枚板は無くすべてハギ板となります。
一枚板の桧と柾ハギ板(柾とは目の細かな桧板の綺麗な部分)はアリ式でご用意いたします。
またアリ式の棚板は奥行を36cmにカットせず使用する材の都合で広めにするケースが多くあります。
広い奥行の棚板は神具もゆっくりのせられてお祀りしやすいです。
36cm(1尺2寸)にこだわる方はご連絡いただければ調節したものをお渡しいたしますのでお申し付け下さい。
ネジ式の桧はなるべく柾目の部分を使用するようにしておりますが材料の都合で多少板目が混ざることもございますが「神棚はヒノキで作るもの」とお考えの方にはおすすめです。
ネジ式の棚板の奥行は36cmにしてあります。
このサイズの棚板には奥行の深い巾広もご用意致します。
お飾りするお宮(横通三社宮)もサイズが2尺5寸になりますと奥行も出てきますので使用する棚板も巾広の方がおすすめです。
また、別寸の桧の一枚板の巾広(45cm以上も可)で棚の厚みの厚いものもお作りいたします。
ただ、なかなか良い材料が手に入らなくなってきておりますのでご検討中の方はお急ぎください。
近い将来、手に入らなくなるようです。