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鳳凰

「幸せをもたらす霊鳥、鳳凰」

「鳳凰」は古代中国で、虎・亀・竜と共に四神として尊ばれた想像上の霊鳥です。
悟桐(ごとう・青桐の一種)にだけとまり、120年に一度しか実らないと言われている竹の実を食べ、醴泉(れいせん)と言う甘い水を飲むと伝えられています。
性格は穏やかで決して怒りを見せることはなく、慈悲に満ちた智慧を備える為、困難な時にはその姿を見せず、平和が訪れる際に現れると言われています。
鳳凰に出逢えた幸運な人々に祝福を与え素晴らしい出来事が起こることを告げる、すなわち、鳳凰に会えることは幸せがもたらされることを意味します。これらのことから、鳳凰は平和の象徴と考えられます。

また鳳凰は、火花を散らし自らを炎と化す鳥で、最後は自らの炎で燃え尽き500年の命を終え灰となるが、年月を経て灰の中から再びその姿を現し復活する不死鳥であるという説もあります。

「陰陽五行説とは」

陰陽五行説とは

鳳凰の「鳳」は雄鳥、「凰」は雌鳥を表し、もともとはつがいの鳥でした。
中国の「陰陽五行説」という考え方では、この世の神羅万象全てのものは「天」と「地」、「男」と「女」の様に対で、陰と陽に分けられる概念です。
陰と陽は違った役割を持つものが調和することで平安をもたらします。雌雄一対である鳳凰は、まさに陰陽のバランスが取れたものの存在なのです。

また、「五行説」とは、木・火・土・金・水の「五行」がお互いに影響しあい宇宙が成り立っているという考え方です。
五行は、青・赤・黄・白・黒の色でも表されます。鳳凰の羽は5色であることから、この五行を表していると言われています。
鳳凰は、陰と陽、そして五行をも併せ持つ完全な存在なのです。

縁起の良いと言われる「虹」の七色は鳳凰にもつながります。
羽の色五色に加え、陰と陽の色2色が加わり7色になります。
虹と鳳凰は、共に良いことが起きる兆しとして考えられています。

太陽の様な大きな愛の力を持つ炎の鳥 鳳凰。
陰陽五行全てにバランスの取れた大きな力を持つ鳳凰を身近なところにお飾りし、お祀りすることで安寧と幸運を手にしましょう。

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「鳳凰と龍」

陰陽説においては「鳳凰」は雌(陰)、「龍」が雄(陽)とされています。
この2つを一緒にお祀りすると陰陽のバランスが取れ理想的な状態となり、なおかつ、龍のパワーが最大限に発揮されるようになると言われています。
両性である鳳凰は単独でも完全な存在ですが、龍と対になると女性性となります。その相乗効果によって陰陽の最強のペアが完成するのです。
双龍の真ん中に、または火龍、雲龍どちらかと対でお飾りすることもおすすめです。

鳳凰と龍 画像1 鳳凰と龍 画像2 鳳凰と龍 画像3

「最高級の木曽桧」

この商品は伊勢神宮でも使用される木曽桧で造られています。日本の桧の中でも最高に木目が美しく香り高い、最高級の木材です。
特に柾目部分(木目が真っすぐ並んでいる部分)は逸品であり、美しいの一言に尽きます。
木曽桧は近年その数を減らし、良い材料が入手困難となってきました。
こちらの「鳳凰」はそのような貴重な一枚板の柾目部分に職人が原画から書下ろしひとつひとつ丁寧に彫り上げた作品です。
躍動感あるその姿からは不思議と人の心に安心と喜びが生まれることでしょう。

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